《 目次 》 下記のそれぞれをクリックすると、その項目に飛びます。
・いろいろな、止めネジ(セットスクリュー)の呼び方
・デルスクリュー(DELscrew)とは
・良い止めネジの条件
・こんな止めネジには要注意
・理想の止めネジを求めて
止めネジ(セットスクリュー)にはいろいろな呼び方・書き方が有りますので、その辺りを整理してから進めてまいります。
いわゆる、「すりわり付き 止めねじ」はJIS規格(B1117)に載っている名称ですが、市中では下記のような呼び方が一般的です。また、書く上で「ねじ」の部分は、平仮名(ねじ)よりも片仮名(ネジ)の方が多く使われるようです。
「すりわり(すり割り、スリワリ)」とは、マイナス・ドライバーの先端が入るようにフライス・カッターで加工した凹状の溝です。
トメネジ ・・・ 止めネジ 止めねじ 止ネジ 止ねじ とめねじ 留めネジ 留めねじ
とめネジ トメねじ
イモネジ ・・・ イモネジ イモねじ 芋ネジ 芋ねじ いもねじ いもネジ
オシネジ ・・・ 押しネジ 押しねじ 押ネジ 押ねじ おしねじ
ムシネジ ・・・ むしねじ むしネジ ムシねじ 虫ネジ 虫ねじ
イモビス ・・・・イモビス いもビス 芋ビス
セットスクリュー ・・・ セット スクリュー セットスクリュ セットビス セットネジ
英語で「止めネジ」は、 「Setscrew」
又は「Set Screw」です。
また、「すりわり付き 止めねじ」は、英語で「Slotted Setscrew」です。
ちなみに「六角穴付き 止めねじ」は、英語で「Hexagon
Socket Setscrew」です。
「Hexagon」は、六角形(の)と言う意味です。また、「Pentagon」は、五角形です。
下線の付いた英語をクリックすると、「英辞郎 on the WEB」で意味が調べられます。
セットスクリューの書き方については、英語での書き方に「Set」と「Screw」を続けて書く「Setscrew」と、分けて書く「Set Screw」が有りますように、
日本語でも「セット」と「スクリュー」を続けて「セットスクリュー」と書く人と、分けて「セット スクリュー」と書く人や、長符号”ー”を省いて「セットスクリュ」と書く人が居られます。
英語での 「Setscrew」
と「Set Screw」
では、その意味する所が微妙に違うようですが、日本語での「セットスクリュー」と「セット スクリュー」では、同じ意味ですね。
また、小さいネジのことを「ビス」とも呼びますので、イモネジをイモビスとか、セットビスと言う人もいます。イモビスやセットビスっていう呼び方は、なぜかプロの職人さんの雰囲気がしませんか?
また、セットネジとかセットねじ と呼ぶ人も居られます。
用途からの呼び方が、止めネジ、押しネジ、セットスクリュー、セットビス、で
形状からの呼び方が、イモネジ、虫ネジ、イモビス、なのです。
当社ではM 1〜M 2.5の、小さい「すりわり付き 止めネジ」の製造を得意としています。
なぜイモネジと呼ぶのか?はこちら

『JIS規格品よりも短いイモネジが欲しい!!』
そんなご要望にお応えしてデルスクリュー(DELscrew)として、小径(M 1〜M
2.5)の
すりわり付き 止めネジの材質:鉄(SUM24L:快削鋼)では、
JIS規格より短い全長1.0mm〜1.8mmまでは

0.1mm刻みに規格化し、さらにJIS規格の全長の内から
2mm、2.5mm、3mm、4mm、5mm、6mm をデル規格としました。
またJIS規格にある全長、8mm、10mm、12mm と、
JIS規格にない全長、3.5mmや4.5mm 等は、受注生産品で対応いたします。
材質が鉄(SUM24L)の先端形状は、平先、とがり先、丸先、の三種類です。
寸法・価格一覧表の、アルファベットのある所がデル規格寸法です。
英語の” dell ”には、「小さい谷」・「小渓谷」と言う意味があります。
寸法・価格一覧表内のアルファベットをクリックすると、単価一覧表が表示されます。
デルスクリュー(DELscrew) :鉄の在庫品目は、下記の通りです。 (2010年8月4日 現在)
(鉄)平先 ---------------------- 87%の品目を在庫
(鉄)とがり先( 90度) ----------- 85%の品目を在庫
(鉄)とがり先(120度) ----------- 52%の品目を在庫
(鉄)丸先 ---------------------- 58%の品目を在庫
個々の在庫状況については、申し訳ございませんが、お問い合わせください。
また、2010年6月からデルスクリューに材質:ステンレス(SUS303相当)も加えました。
材質がステンレス(SUS303相当)の先端形状は、平先、とがり先の二種類です。
寸法等の詳細は、それぞれの寸法・価格一覧表をご覧下さい。
デルスクリュー(DELscrew) :ステンレスの在庫品目は、下記の通りです。 (
2010年8月4日 現在)))
(SUS)平先 ------------------
43%の品目を在庫
(SUS)とがり先( 90度) -------
20%の品目を在庫
イモネジのご購入に関しましては、原則的には弊社からの直接販売とさせて頂いております。
勿論、貴社指定の商社さんを通しても問題はありません。ただ、最終ユーザーさんにも商社さんにも、弊社からの販売価格は基本的に同一ですので、ご了承ください。
ネジの品質はサンプルで、ご確認ください。
無料サンプル・お問合せはこちら
(全長はネジ一覧にて)→

ここでは「すりわり付き 止ねじ」に関して述べる事をご了解ください。
(「六角穴付き 止ねじ(ホロセット・スクリュー)」については、弊社ではコメントする立場に有りません。)
さてそれでは本題です。タイトルにある「良い止めネジ」とは一体どんなものを言うのでしょうか。
もちろん理想としては、品質が良くて、単価が安くて、納期も短い。
そんな三拍子揃った止めネジが有れば、最高ですね。しかしその三拍子、全てが一番と言う止めネジが無かった場合、その三拍子の中でも、何を一番に優先して選びますか?
「品質が良い、止めネジ」ですか?
「単価が安い、止めネジ」ですか?
「納期が短い、止めネジ」ですか?
今の日本は、クレームに対して非常に敏感な国になりました。また、人件費がとても高い国になりました。
そんな日本では、「品質が良い」は絶対に欠かせない条件です。組み込んだ後に手直しをする、選別をする、その様な手間は今の日本では掛けられません。
ましてや、万が一不具合品の止めネジを組み込んだ製品が出荷されて市場クレームになったら、その損害は計り知れません。
場合によっては企業の存続さえも、左右しかねません。
信用は、お金では買えませんものね。
では、「品質が良い」止めネジとは、どんな止めネジでしょう。
「品質が良い」と言うのを具体的に説明するのは大変難しいものです。逆説的ですが、「品質が悪い」止めネジを具体的に挙げて、「品質が良い」止めネジを説明いたします。

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ダイス加工では、ありがちなケースです。
このようなねじでは、止めネジをメネジに入れていっても、途中で止まってしまったり、止め付けたつもりが、止まっていない、といった事態が起こり得ます。 |
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これもダイス加工では、ありがちです。
止めネジのねじ山強度が低くなったり、メネジを傷つける恐れが有ります。 |
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| 例3)すりわり溝が、ねじに対して大きく偏芯して加工されている。 |
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これは、加工機械と、加工技術の未熟さが原因です。
このような止めネジは、強く締め付けると、すりわり部が欠けてしまいます。また、必要な締め付けトルクが出ません。 |
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「ねじ切り加工後の、すりわり加工」の工程で発生します。
バリをなくすのは技術的にも難しいのですが、止めネジのベロ状のバリが脱落すると、ゴミとなり種々の悪影響を及ぼします。
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■すりわり部に発生する、ベロ状のバリとは・・・? |
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すりわり部は、フライス・カッターという刃物で作ります。(回転するカッターの刃が、すりわり溝を切削します。)
すりわり溝には、回転するカッター刃の入り側と抜け側が有り、カッターの抜け側のすりわり底部にベロ状のバリが発生します。
このベロ状のバリは、カッター抜け側のすりわり底部が、ねじ山の上り斜面にある時は発生せず、ねじ山の下り斜面にある時は発生します。
その為に、およそ半分の確率でベロ状のバリが発生します。
(ねじは基本的には、上り斜面と下り斜面の連続ですから。上ったり下ったり、まるで人生のようですね。) |
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小さい止めネジのメッキは、本当に難しいものです。しかし、どんなに小さい止めネジであっても、メッキの乗っていない所があれば、そこから錆が発生することも考えられます。
当社では、小さい止めネジにもしっかりとねじのメッキが出来る、技術の確かなめっき工場にお願いしています。
また、亜鉛めっきの六価クロム対策も、代替の三価クロメート処理で万全です。さらに、黒色の三価クロメート処理も可能です。
ご安心ください。 |

もちろん、このような「品質が悪い」部分が一つも無い止めネジが、一番良い止めネジと言えます。
但し残念ながら『止めネジのすりわり部に、ベロ状のバリがある』のを、現在の加工方法(「ねじ切り加工→すりわり加工」の工程)で100%無くすのは不可能なのです。しかし、当社では
止めネジのバリの発生を無くす研究を行っているほか、理想の止めネジを求めて、日々研究・開発にあたっており、その成果の一つが、当社のすりわり付止めネジ「デルスクリュー」なのです。
すりわり付 止めネジ「デルスクリュー」のご紹介

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